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桜塚古墳群 (豊中市) : ウィキペディア日本語版
桜塚古墳群 (豊中市)[さくらづかこふんぐん]
桜塚古墳群(さくらづかこふんぐん)は、豊中台地の中央、標高約20-25メートルの低位段丘上に立地する古墳群。大阪府豊中市の中央部、岡町駅を中心に東西1.2キロメートル、南北1キロメートルの範囲に分布する。1956年(昭和31年)5月に古墳群中5基の古墳が国の史跡に指定された。

==概要==
古墳時代前期後半(4世紀)、および中期末から後期初頭にかけて(6世紀)の2時期にわたって形成されたといわれる。
この古墳群については、1874年(明治7年)、1879年(明治12年)、1881年(明治14年)に大規模な調査があり、「壱日三捨六墳全図」「三十六墳所在総図」「諸墳略図面書上」などの絵図が編集・保存されている。
昭和10年代に実施された土地区画整理事業により、狐塚古墳、北天平塚古墳、南天平塚古墳などの発掘調査が進み、北摂最大の中期古墳群として周知されるようになった。
絵図の36基に、近年の調査によって発見された桜塚第37号墳から第44号墳までの8基を加えた、合計44基の古墳が確認されたが、宅地開発に伴い39基は破壊され、現存するものは、
*大石塚(おおいしづか)古墳
*小石塚(こいしづか)古墳
*大塚(おおつか)古墳
*御獅子塚(おししづか)古墳
*南天平塚(みなみてんびんづか)古墳
の5基のみとなっている。
桜塚古墳群は大まかに次の4群に区分される。
*西群 大石塚・小石塚古墳を中心とするグループ
*中央群 荒神塚古墳、桜塚古墳
*東群 大塚・御獅子塚古墳を中心とするグループ
*南群 阪急曽根駅の北東部を中心とした近年確認されたグループ
この古墳群における特異な状況は、東群の各古墳で棺の身と蓋を留めるのに(かすがい)が使用されていたことである。
また、出土遺物として目を引くものは、荒神塚古墳の金銅製鳳凰文透彫帯金具や無名墳の細線式獣帯鏡などが挙げられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「桜塚古墳群 (豊中市)」の詳細全文を読む



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